
M&Aの対象となりづらい地場産業等の後継者課題を解決するため、事業承継版・空き家バンク=「ニホン継業バンク」や、地域の継業・事業の支援拠点「継業サポートセンター」などを運営するココホレジャパンは、芦別市と連携し、自治体の公式サービスとして「北海道芦別市継業バンク」の運用を開始した。
全国に継業相談の窓口を設ける「ニホン継業バンク」

「ニホン継業バンク」は、M&Aでは承継の機会が与えられない、地域の小さな仕事や地場産業の本質的な価値を伝え、継ぎ手を探す「事業承継版・空き家バンク=継業バンク」。
自治体が公的なサービスとして運営することで、譲る側・継ぐ側ともに無料で利用できる「自治体版」と、民間の有志と運営する「民間版」の2つの仕組みにより、2月時点で全国1,741すべての市区町村に継業相談の窓口を設けている。
印刷会社の後継者を募集中

ココホレジャパンは、「北海道芦別市継業バンク」掲載の第1号案件として、独自の木製印刷技術を駆使し、印刷業やOA機器の設置販売などを営んできた印刷会社の後継者を募集中。
地域おこし協力隊制度を活用し、現代表と共に印刷業務の全般や経営を学びながら、任期終了後の引継ぎを目指すというものだ。機械好きで、印刷業界にチャレンジしたい人からの応募を募っている。
北海道芦別市の魅力
芦別市は、北海道のほぼ中央に位置し、2月時点で人口1万1千人が暮らすまち。かつては炭鉱のまちとして栄え、現在は主要産業である農林業や製造業を中心に、観光業にも力を入れている。豊かな自然に囲まれ、地震や台風など自然災害のおそれも少ない快適な生活環境に恵まれているという。
また、環境省から「星空の街」に認定されるなど、「星の降る里・芦別」をキャッチフレーズとしている。夜には降るように美しい星空を楽しめるほか、温泉や湖上アクティビティを楽しめるワーケーションの地として魅力あるまちでもある。
ココホレジャパンの取り組み
ココホレジャパンは、岡山県・瀬戸内海地域を拠点にし、地方創生、SDGs領域に専門性を持つ「全員が移住者」のコンテンツ制作プロダクション。
岡山を代表する魚「ままかり」をアンチョビ風にアレンジした「ままチョビ」の商品化、施設に玉ねぎのクレーンゲームを設置するなどした淡路島のタウンプロモーション「おっタマげ!淡路島」など、地域ならではのユニークなプロモーションを企画・展開している。

「ままチョビ」事業の譲渡を通し、小規模事業の事業譲渡における課題を実感したことから、2020年1月に「ニホン継業バンク」を公開。その他、事業者への事業承継意向調査や地域内の事業承継支援体制構築支援、継業・事業承継支援の地域拠点「継業サポートセンター」の設置および、支援人材の育成・派遣など、自治体や地域の支援者と一緒に、公助の継業・事業承継支援の仕組みづくりを行っている。
芦別市の事業後継者課題解決に向けて運用が開始された、「北海道芦別市継業バンク」に注目してみては。
「北海道芦別市継業バンク」詳細:https://keigyo.jp/city/ashibetsu-hokkaido
「ニホン継業バンク」公式HP:https://keigyo.jp/region
(yukari)